使い捨てカイロがお店ではよく売られてますが、繰り返し使えるカイロを使ってエコに過ごしたいですね。
今回は、繰り返し使えるカイロを調べてみました。
いろんな種類があるので、自分の使い方にあったもの選ぶのもいいですね。
後半は、手縫いで「小豆カイロ」を作ってみました。
作り方と使用方法をまとめましたので、良かったら最後までお読みください。
繰り返し使えるカイロとは?
使い捨てカイロとは違い、再利用してくり返し使えるカイロのことです。
使い捨てカイロは、無くなるとカイロを購入する必要がありますが、繰り返し使えるかカイロはその必要がありません。
経済的にも環境的にもエコな商品と言えますね。
繰り返し使えるカイロの種類
繰り返し使えるカイロには、充電式、オイル式、酢酸ナトリウム式などさまざまな種類があります。記事では各種類の違いについて解説します。
充電式カイロ
充電式カイロは内臓バッテリーを使用して、USB充電を行うことで何度でも使用できます。
充電式カイロは、充電後にすぐに使用できるので寒冷地への外出時にとても便利ですね。
そして、充電式カイロの特徴で温度調節機能がついているものが多いので、好みの温度で設定して使うことが出来ます。
コンパクトなので、ポケットに入れて持ち運ぶのにもいいし、ライトやモバイルバッテリーとして使用できる商品もあるのが特徴。
充電式カイロ | |
メリット | 温度調節機能がある。温度が一定。 |
デメリット | 充電しないと使えない |
使用時間 | 5時間から16時間程度 |
価格 | 2,000~5,000円 |
その他 | バッテリーやライトの機能もついていることがある |
廃棄方法 | 主に市や町の回収ボックスで回収してる※1 |
※1リチウムイオン電池を使用している場合、可燃ごみではなく回収していることがほとんどです。
地元の自治体のホームページなどに載っていることがあるので確認してみてください。
オイル式カイロ
オイル式カイロとは、液体燃料(ベンジンやライターオイル)を使って使用するカイロの事です。
キャンプなどで使用しているイメージがありますね。
カイロの中に入っている中綿にベンジンなどを染み込ませて使用します。
熱を加えることによってベンジンが反応して熱が発生、それを利用してカイロをして使用ます。
オイル式カイロ | |
メリット | 災害時でも使える。温かさが使い捨てカイロの13倍。 |
デメリット | 使用に火器が必要。 |
使用時間 | 18時間から24時間程度 |
価格 | 2,000~4,000円 |
その他 | 燃料を買う必要がある。 補充燃料:オイル1,000円から、ベンジン3,000円~ |
廃棄方法 | 一般的に燃えないゴミ(自治体に確認) |
酢酸ナトリウム式カイロ
酢酸ナトリウム式カイロは、酢酸ナトリウム水溶液が結晶化することで発熱します。
使用後は湯煎して酢酸ナトリウムを液体に戻すことで、くり返し使用することが出来ます。
「エコカイロ」と言われていますね。
酢酸ナトリウム式カイロ | |
メリット | コストが安い |
デメリット | 湯煎して使う必要がある・使用できる時間が短い |
使用時間 | 20~30分 |
価格 | 400~1,000円 |
その他 | 破損して液体が漏れても安心 |
廃棄方法 | 不明 |
ジェル式カイロ
電子レンジで温めて使うカイロ。
カイロというより、「湯たんぽ」かもしれませんが、繰り返し使えるので、家で使用するにはお得に使えます。
私も、家でよく使用していますので、今回加えてみました。
ジェル式カイロ | |
メリット | コストが安い |
デメリット | 表示時間を守って加熱しないと、中の容器が破裂する可能性がある |
使用時間 | 約7時間 |
価格 | 800~1,000円 |
その他 | 大きいサイズなので、家の中で使うことがメインになる。 カイロというより湯たんぽとしての機能の方が大きい。 |
廃棄方法 | 一般的に可燃ごみ(自治体に確認) |
繰り返し使えるカイロのメリット
くり返し使えるカイロのメリットは、経済的な点が大きいですね。
使い捨てカイロは何度も購入する必要があるため、長期的にはコストを節約できます。
繰り返し使えるカイロは一度の投資で何度も使用できるので、元を取ることは十分に可能です。
そして、使い捨てカイロよりもゴミが出ないという事で環境にも優しいですね。
ケアと安全性について
充電式カイロは、使用上の注意を守って使用すれば危険性はほとんどありません。
オイル式カイロの注意点は、ガスなどが充満したところでは点火する時に注意した方がいいですね。
酢酸ナトリウム式カイロは、特に注意点はありませんでした。
カイロに共通の注意点は、就寝中に長時間同じ箇所に当てていると低温やけどの危険があるので気を付けましょう。
手縫いで小豆カイロを自分で作ってみる
小豆カイロ
小豆式カイロ | |
メリット | コストが安い・冷やして使うことも出来る |
デメリット | 暖かい時間が短い |
使用時間 | 20~30分程度 |
価格 | 800~1,000円 |
その他 | 自分で作ることが出来る |
廃棄方法 | 一般的に可燃ごみ(自治体に確認) |
自分で作れるカイロを作ってみました。
今回は、「小豆カイロ」を作ってみます。
小豆カイロの持続時間は、20~30分程度なので就寝前など少し暖めたい時などに便利です。
材料
- 生地…ハンカチ1枚(20㎝×20㎝)
- 小豆…乾燥したもの約100g~120g
作り方
手縫い用の糸と針を用意します。
生地を中表にして(中表にしなくても出来ます。)返し縫で縫っていきます。
小豆がこぼれない針目で縫えれば大丈夫です。
豆を入れる所をあけて縫います。
表に生地を返します。
タオルの耳の部分が硬いので、表に返すと形がいびつになってしまいました。
最初から表で縫っても良かったなぁと、思いました。
小豆を約半分ぐらい目分量で入れました。
小豆をいっぱい入れた方がよいような気もしますが、重くなるので、100g~120gがおすすめです。
少ないなぁと思ったらもう少し入れてもよさそうです。
開いていた口を縫って出来上がりです。
今回は、小豆が動かないように小豆を半分にして真ん中を縫いました。
使い方
電子レンジで500w~600wで30秒程度暖めます。
カイロの様子を見ながらレンジで10秒ずつさらに暖めましょう。
レンジでの暖めすぎには注意してください。
あと、連続で使用するのも控えましょう。(豆が乾燥しすぎる為)
最低でも4時間以上あけてから使用してください。
半日ぐらいあけるといいかもしれませんね
「小豆カイロ」を保冷剤として使いたい時は、冷蔵庫で冷やして使うのもおすすめです。
使用期間
大体1年ぐらいを目安にして、新しいものに交換してください。
小豆が乾燥しすぎると、割れたりするのでその時は交換した方がいいかもしれません。
あと、小豆カイロを水につけたり洗ったりすると、豆にカビが生える原因になるのでやめましょう。
大体200~300円程度なので、コスパはいいですね。
充電式カイロのケースも一緒に作りました
充電式カイロが気になったので、購入してみました。
充電式カイロは温度が高いので、直接触るよりもケースなどに入れて使う方が低温やけどを防ぐのによさそうだと思いました。
今回は、100円ショップで売ってるガーゼハンカチを使用しましたが、タオルタイプも肌触りがよさそうです。
ケースの作り方は同じでサイズを少し大きいハンカチで作りました。
生地25×25㎝
ナプキンを入れたりするのにも使えそうなサイズです。
もちろん、ハンカチなのでハンカチとして使えますね。
まとめ
今回は、くり返し使えるカイロについてまとめました。
充電式カイロ、オイル式カイロ・酢酸ナトリウム式カイロ・ジェル式と繰り返し使えるカイロの種類があります。
外出時などに便利は充電式カイロや就寝時に使えるジェル式カイロ、キャンプの時に活躍しそうなオイル式、とそれぞれ特徴がありました。
小豆カイロも身近な材料で簡単に作ることが出来ました。
自分が使うシーンをイメージしてくり返し使えるカイロを選ぶといいかもしれません。
コメント