型紙を写す作業は、洋裁の基盤を形作る重要なプロセスです。
この過程をスムーズかつ正確に行うためには、適切な道具の使用が不可欠ですが、何を使えばいいか迷ってしまうことも少なくありません。
そこで、洋裁初心者から上級者まで、誰もが使いやすいおすすめの道具8種を紹介します。
ロール紙からカッターマット、特殊な複写紙まで、これらのアイテムがあれば、複雑な型紙も恐れずに挑戦できるでしょう。
どのアイテムも、洋裁の工程を効率化し、より正確な仕上がりを実現します。
本文では、それぞれの道具の特徴や使い方、選び方のポイントを詳しく解説していきます。
これから洋裁を始める方はもちろん、既に経験がある方も、新たな発見があるかもしれません。
型紙を写す時に使うおすすめの道具
1・ロール紙・ハトロン紙
手芸店で販売されています。
100円ショップの薄手の模造紙でも同じように使用することができますね。
筒状になっているものは、アイロンをかけて使用するといいかもしれません。
ハトロン紙の使い方
- 型紙原型の上にハトロン紙を重ねて鉛筆などで線をなぞって書いていきます。
- 定規を使って余白部分に縫い代を書いていきます。
小さいものを作るときは、コピー用紙を使用して作ることもできます。
2・ウエイト(重り)
型紙から写すときや、生地を裁断するときにも使用します。
3個から6個ぐらい持っておくと便利ですね。
ハトロン紙など大きい用紙は、丸まっていることがあり型紙を写すときも紙を押さえておかないと、くるくると丸まってきてしまいます。
専用の道具を購入しなくても、水を入れたペットボトルや、書道の時の文鎮や小さいダンベルなど、重そうなものは何でも利用できるでしょう。
私は、学生の時に購入したウエイトを3個持っていますが、それだけじゃ足りないときは、適当に重そうなものを使用することがあります、
一番よく使うのが、テープカッターです。
メンディングテープを入れて使っているのですが、重りとしても使用していますね。
3・目盛り付きの定規
型紙を書き写すときに便利なのは30㎝ぐらいの定規です。
ワンピースなどの丈の長いものを作るときには、50㎝定規を持っておくと便利でしょう。
メモリが入った定規のほうが、縫い代を書き足すときにとても役立ちます。
私が持っている定規は
を基本として持っています。
ほかにも短い定規を持っていますが、メインで使用しているのは、この3種類。
服の製図や、サイズ変更するときに長めの定規を持っていると一気に線を引くことができるのでお勧めです。
最低でも30㎝定規は1本あるといいですね。
4・カーブ尺(カーブ状の定規)
洋裁雲形定規は、洋服の製図や型紙作りに役立つ便利な道具です。
それぞれが異なる曲線に適合するようにデザインされていて、襟ぐりや袖などの書くときに使いますね。
雲形定規は全ての曲線に対応できるわけではなく、他の定規との組み合わせが必要。
そうすることで、様々な線を描けるようになります。
5・複写紙(チャコペーパー) & ソフトルレット
刺繍図案や型紙を布に書き写す際に使う複写用紙です。
布に重ねて上から図案をなぞることで、細かい模様やデザインを複写できます。
チャコペーパーは片面と両面用があるので、使う用途によって使い分けましょう。
両面は生地を2枚合わせて一気にしるしをつけるときに便利です。
6・カッターマット
紙や生地を裁断するときに必要です。
A2かA1サイズぐらいのカッターマットを持っているといいかもしれません。
私はA2サイズのマットを使用しています。
7・鉛筆、消しゴム、ノリ など
型紙を写すときは、Hなどの鉛筆のほうが書きやすいです。
シャーペンだと、力を強く入れると紙が破れてしまうこともあるので注意しましょう。
細かい線を消すときは、ノック式消しゴムが使いやすいです。
8・トルソー(洋裁用のマネキン)
自分の服を作るときは、マネキンがあると便利です。
サイズ変更するときなど、客観的に違いを確認できます。
今はいろんな体型のマネキンがありますので、自分の体形に近いものを購入するのもいいかもしれませんね。
まとめ
今回は、型紙を写すときに必要な道具をまとめてみました。
一番必要なものは、型紙を写すハトロン紙などの用紙です。
紙が厚すぎるとしたの型紙が見えなくなってしまうので、なるべく薄い用紙にしてください。
ほかには、ウエイトやメモリ付きの定規なども必要です。
はじめは、最低限の道具から購入して、少しづつ自分に合った道具を集めるようにしましょう。
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